グランドマジェスティYP400G発売
少し前の話になるが、2/14、ヤマハがグランドマジェスティYP400Gの発売を発表した。
ヤマハでは以前からT MAXという500ccの大排気量スクーターを発売しているが、400ccクラスとしては国内初のモデルとなる。
もともとは輸出モデルとして欧州では人気を博しているモデルだが、4月の高速道路のタンデム解禁や6月のAT免許導入に伴うラインナップの充実ということだろう。
3/1発売予定で、価格は661500円。税込みの価格ではあるが、バイクの場合、税金や保険、納車費用といった諸経費もかかるから、ある程度の値引きを見込んだとしても、70万は覚悟しなければならないだろう。
ちなみに250ccクラスのグランドマジェスティの税込み価格は618450円。4万円強の価格差がある。
大きいと取るか、小さいと取るかは人それぞれだろう。
でも、実際に価格の違いを実感するのは、購入時よりも購入後ということになるだろう。
外見上の違いはそれほど大きくなさそうだから、(価格面を抜きにすれば)選択の好みはもっぱら性能面に関わってきそうだ。
二人乗りを意識するならやはり400のほうが安定するだろうけど、街乗りの取り回しを考えれば軽い250に軍配が上がるはず。
以前、僕はFZRというレプリカマシンを購入した際、400と250で迷った挙げ句、400を選んで後悔したことがある。
要は主にどこでどんな使い方をするのか、だ。排気量にばかり気を取られていると、あとで手ひどい痛手を被ることになる。
よほどの金持ちでもない限り、バイクと財布は一蓮托生の関係にある。
400クラスでは当然二年ごとに車検がある。二年ごとに十万の出費は見積もっておく必要があるということだ。その他、燃費、オイルやタイヤ、ブレーキパッド(ダブルディスクになるようだ)といった消耗品にかかる費用など、いちいちクウォーターより金がかかる。
いまの僕なら、間違いなくクウォーターを買って、余る金があるならアフターパーツに使うだろうな。
でも、ティプトロニック張りにギヤチェンジ可能なホンダのフォルツァが628950円であることを考えると、400クラスとはいえ、グラマジェにはあまり魅力を感じないなぁ。
まぁ、どちらにしても買う金なんてないのだけれど……。
とにもかくにも、400ccクラスのスクーターとしてはスズキのビッグウェイブに強力なライバルが出現するということだな。
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