東京モーターショー ヤマハブース
バイクの場合、春にモーターサイクルショーがあるせいか、バイクブースは全体の規模からすると小振りな印象がある。
日本の4大メーカーの他、BMW、ハーレー、ドゥカティのブースにそれなりのスペースが割かれ、あとはトライアンフ、モトグッチ、キムコ等がぎゅっとコンパクトにまとまっている。アプリリアやMVアグスタを売るカジバ等の出展はなかった。
その他ではヘルメットでアライが出展(ショウエイはなし)、サスのオーリンズ、ブレーキのブレンボ等が出展していたが、いずれもどちらかといえば、四輪のほうに主軸を据えている感じだった(もちろんタイヤメーカーも然り)。
バイクブースにいくなら北1ゲートから。
入った左手にホンダ、右手にヤマハ、その奥にカワサキとスズキが並んでいる。
同じ棟にもう一ヶ所ゲートがあるが、こちらから入ると部品関係のブースを抜けなければならない(実はバイク用駐輪場のすぐそばにあるのはこちらのゲート)。もっとも、部品関係のブースを抜けたとしてもそんなに時間はかからないけど……。
まず、最初にヤマハのブースに入った。
今回、日本メーカーの中で唯一、手に触れたり跨ったりできる展示車を用意していなかったのがヤマハ。
ブース内はスマートにまとまっていたが、面白味には欠ける。
結果として4メーカーの中でもっとも空いていたのもヤマハである。
インターカラー・マシンの展示などもあるかと思ったが、まったくなし。
レースマシンはロッシのゴロワーズカラーM1が1台のみといった具合。
MAXAM3000やGen-Ryuといったコンセプトモデル、FJR1300やMT-03、FZ1といった市販予定車等はきちんと展示されているが、他のメーカーのように特にステージを設けてショーアップするわけでもなく、本当に静かな展示ブースだった。
もらったカタログにYAMAHA MUSIUMとあった。
そういうコンセプトで作ったブースなのだろうが、モーターショーという華やかな会場にはそぐわなかったように思う。
見るだけの展示ならすでに雑誌の写真を方々で見ている。眺めるだけのモーターショーなんておもしろくもなんともないように思えるけど……。
インフォメーションにはコンパニオンが手渡してくれるカタログの他に、技術ガイドという冊子が地味に平積みされている(写真一番下左)。
実はヤマハブースでもっとも僕の関心を惹いたのがこの技術ガイド。
全27項目にわたって、ヤマハが誇るエグザップやデルタボックスフレーム等に関する技術解説が記されている。
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