すっかりのびのびになってしまった北陸・東北ツーリング・レポート。
あれからはや二ヶ月が経っているのか……。
朝からの北上にともなって、曇り→雨→曇りと天気が刻々と変化していたが、秋田市内に入る頃には一時晴れ間も射すほどに回復。
雲の多さは相変わらずだが、とりあえず雨の心配は当面去ったという印象。
秋田市内はさすがに車が多い。
時間があれば少し寄り道もしたかったが、すでに夕方が迫っていることもあって、素通り。
ちなみに、昼飯は3時過ぎに秋田の手前、道の駅岩城でラーメンを食らう。
ツーリングマップルには本州初の桟橋上にできた道の駅とあるが、桟橋は道の駅施設から海に向かって張り出していて、入り口が閉鎖されている。工事中のようだったけれど、桟橋上にできた道の駅という点に関してはちょっと?がつく(写真1枚目)。
この道の駅には温泉とオートキャンプ場がある。すでに9月にはいっていたからキャンプ場に人影はなかったけれど、施設は充実している印象だった。
ラーメンは醤油ラーメン。タンメンが妙に安くて(500円くらいだったかな?)、注文するお客も一言目にはたいてい「タンメン」といっていたが、この時間すでに売り切れ。野菜がなくなってしまったということだった。
話が横道に逸れた。
秋田を過ぎると、ほどなく国道を7号から国道101号へと乗り換える。男鹿半島へ向かうコースだけど、目的地は大潟村。
大潟村内にあるキャンプ場を目指す。
道は101号から県道42号(写真2枚目)へ。村内に入るとあとはまっすぐの道がひたすら続く。
道はそれほど太くないが、とにかくどの車もとばしている。法定速度なんかで走っていたらむしろ危険を感じるくらい、ものすごいスピードでぶっちぎられる。
長い直線そのものは北海道のようにも感じられるけれど、どうも開放感に導かれないというのは、やはり先入観によるものなのかもしれない。
この日の宿は村内にある南の池公園キャンプ場(写真3枚目)。
村営の無料キャンプ場である。
その名の通り、すぐ脇に池が隣接している。
キャンプ場内はやはり9月に入りしかも台風接近の平日とあって寂しい。
到着した6時過ぎでも、広い敷地に先客のテントはひとつだけ。
入口の駐車場には車もバイクもなかった。一度も顔は合わせなかったが、終始ひっそりしていたので、おそらくソロなのだろう。まぁ、あえて親交を暖めにいくタイプでもないので、こっちはこっちで少し離れた場所にテントを張った。
水道、カマド完備。トイレも一応あり。一晩の宿としては申し分ないキャンプ場だった。
テントを張り終わると、暗くなる前にすぐ近くにあるポルダー潟の湯(写真下)へとバイクを走らせた。
むろん、概ねの荷物はテントに置いたまま。まぁ、盗まれたときはそれまでというくらいの気持ちだ。
ポルダー潟の湯は村民憩いの温泉という雰囲気のある健康ランド的な温泉だった。料金も300円と手頃。
中は天井が高く開放的。ジャグジー、サウナの他、何種類かの浴槽がある。
温泉を出た後は中の食堂で夕食。
村内の道路は街路灯すらほとんどなく、施設内から一歩出るともう真っ暗。
目印になる建物もあまり見あたらないから、夜はあまり出歩かないほうがいい。僕のような初めての人間は迷子に陥る可能性が極めて高い。
その日はまっすぐテントに戻ってすぐに寝てしまった。
幸い、雨には見舞われずに済んだ。
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