首都高距離別料金制移行へ原案発表
11月2日付けの日経新聞一面に、首都高および阪神高速の距離別料金制移行に関する原案発表の記事が載った。
首都高では250円~1700円が料金範囲になる。
たとえば最高料金となる区間はアクアライン浮島-東北道川口間48キロに最高料金の1700円が適用されるということである。
その仕組みは一定の固定額(首都高210円、阪神高速290円)に区間1キロあたり31円を加算するもの。
予定では2008年度をメドとしているが、移行には国土交通省がETC利用率95%以上が必要としているようで、すんなりと移行できるかどうかは現時点では微妙だろうという気がする。
また、この新料金には現在深刻な渋滞に見舞われている一部区間で料金が安くなるという逆転現象等も懸念されているようだ。
新聞ではバイクに関する言及はまったくなかった。
バイク用ETCではようやく一般モニターの募集が開始された状況。
実用化までにはまだ時間がかかりそうだし、普及に至っては車よりもはるかに時間がかかるだろう。
現在のところ車載器の価格が6万-8万円相当、取付工賃が約1万円とモニター募集にアナウンスされている(モニターではこれが無料になる)。車に比べて若年層の高いバイク・ユーザーにとってはかなり大きな負担となるはずだ。
新聞には車載器を搭載していない車に対する対応案も示されていたが、ちょっと現実的ではないように感じられた。
車と違って、バイクなら料金所も小さくて済むし、本線まで列がつながるケースも少ないようには思うが、バイクだけのために料金所を設置したり人を置いたりするのも現実的ではないか……。
となれば、バイクに関しては均一料金を維持するなどの措置は必要になってゆきそうな気がする。
まさかETC非搭載車を締め出すなんてことはないよな……。
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