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2005年11月13日 (日)

第二東名建設工事

今朝の日経新聞に静岡県御殿場市の第二東名高速道路建設現場で、昨夜、東名高速をまたぐ鋼鉄製の梁を三ヶ所同時に架設する工事が行われた、という記事が載っていた。
同様の工事では日本最大規模のものらしいが、そんなところにはまったく関心が及ばなかった。

第二東名なる高速道路の建設は着々と進行しているようだ。
そりゃ、今更中止というわけにもいかないのだろうが、現在の東名と平行する新高速にどれくらいの需要を期待しているのだろう?
ただでさえ借金まみれの道路事業にわざわざ大金(第二東名・名神高速における総事業費は10兆円ともいわれている)を投じるだけの価値があるのか疑問である。
たしかに東名高速は道路事業の稼ぎ頭(100円の収入を得るのに14円しか必要としないらしい)ではあるだろう。だが、第二東名とはすなわちその基幹路線にライバルを作るようなもの。一本増やしたからってトータルの交通量が倍になるわけではない。
それほどまでに現在の東名が飽和状態にあるというならいざしれず、東名でもっとも混む区間は東京-厚木間である。他の区間は時期や時間帯によって一部混む区間はあるにしても、わざわざもう一本新設するほど深刻とは思えない。拡幅だけでも対処できる程度ではないかと思う。実際、現在でも一部の区間(東名日本坂トンネル、名神京都付近等)では拡幅や道路を二又に分ける等の措置で交通量を分散させ、効果を上げているではないか。

もちろん、カネがあまっているのであればあえて反対などしない。
平行路があれば、事故の際の迂回もスムーズだし、集中工事だってやりやすいだろう。
問題は財務体質にある。
民営化されたとはいえ、借金は依然として国が丸抱えしている。
健全な民間企業ならまず第二東名なんて放棄すると思うんだけどね……。

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