スーパーカブ5000万台達成!
ホンダのスーパーカブが昨年2005年12月末の時点で世界生産累計5000万台を達成した。
初代スーパーカブの発売は1958年。
約48年かけての達成となる。
まず48年もの間、生産され続けていること自体が驚異的なこと。
当時から4ストを採用、クラッチレバーを必要としない遠心クラッチ、独特のレッグシールドカバーなど、独創的なアイディアをふんだんに盛り込んだスーパーカブは、ヤマハのメイト、スズキのバーディーといった亜流まで生み、そのいずれもがいまだに生産され続けている。
カタログ値ながら燃費はスタンダードでリッター130キロ。カスタムにいたっては146キロにまで達する。タンク容量は4リッターだから、(よく言われることだが)東京-大阪間を無給油500円ほどで走りきれる計算になる。
最近の4ストスクーターでも燃費のカタログ値は60~80キロ程度だということを考えると、いかに経済的かがわかる。
と同時に、なぜ半世紀も前に基本設計の完成しているエンジンを超える高燃費のエンジンがいまだに市場に出てこないのかが不思議でさえある。高度経済成長の流れに乗って、燃費よりもパワー偏重の開発が進められた結果なのだろうか?
いずれにしても、5000万台というのはものすごい数字。
しかもまだまだこれからもその数字をのばしてゆくことは間違いない(今年度も12月末までの9ヶ月間で、すでに500万台以上を生産している)。
いまや生産拠点は13ヵ国。のべ160ヵ国以上の国々でスーパーカブの雄姿を見ることができる。
日本でも一時は新聞配達の代名詞のような扱いになっていたが、数年前からじわりと人気が上がってきて、メーカーでもデザインやカラーリングに工夫を施した新世代カブをどんどん出してきている。
ホンダというメーカーが続く限り、作り続けてほしいバイクだな。
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