罰金不払いで逮捕

先日、テレビのニュース番組で、交通違反の罰金不払い者に対する逮捕現場を特集していた。
取材対象は神奈川県警。
容疑者は駐車違反やスピード違反といった軽微な違反に対するもので、罰金額はせいぜい15000円程度のものだった。
恐ろしいのはキップを切られてから２年、３年経ったある日にいきなり朝駆けで厳つい男たちが逮捕状を持ってやってくることだ。
車に乗せられて手錠をかけられ、たいていはその日のうちに略式裁判が行われて罰金を支払えば終了となるようだが、この時点で前科一犯となる。
むろん、幾度かは督促の電話はかかってくるらしい。担当者は一日100件程度の電話をしているということだった。
たしかにこんなふうに逮捕されるケースは全体のなかのごくごく一部で多分に見せしめ的な意味合いを含んでのものだろう。テレビでこうした映像が流れること自体、そうした効果をねらってのものだと思われる。ただ、見せしめだろうがなんだろうが、キップを切られて罰金を払わなかった場合、２年先、３年先にも逮捕の可能性はついて回るということだ。
自分に非がないと思ったら弁明書でしっかり戦う姿勢を見せるか、そうでなければ観念して払うものは払ってしまった方が後々の精神衛生的にも賢い選択といえそうだな。