原油高騰の未来
先日のオイル交換で思ったことだが、年明け早々にニューヨーク原油市場の先物相場で1バレル100ドルを超え、さらに上昇し続けているこの影響は、ことバイクに乗ることに限っても、単にガソリン代だけに響く問題ではないことを実感させられた(今朝のニュースで来月もさらに若干の値上げがあると言っていた)。
交換したカストロールのオイルも、安いとはいえ以前に比べてわずかながらも確実な上昇を示していた。
つい先日、このまま原油を使い続けると現在発見されている分の埋蔵量は今世紀中にはすべて使い切るらしい。しかも前回の発表時に比べ、枯渇までの期間は十年以上も短縮されているのだという。当然、これは中国、インドといった国々の急速な発展によるものである。
もちろん、今後も新たな油田の発見、技術革新による油田そのものの有効活用等によって、デッドラインが先延ばしになる可能性はあるが、果たしてその開発と(発展途上国の)発展とのバランスが釣り合うかどうか。個人的にはかなり悲観的に思っている。
ともかく、車やバイクがガソリンを使わずに走れるようになったとしても、潤滑油としてあらゆる可動部分に使われるオイルは不可欠である。
化石燃料に限っている限り、その量が有限であることは間違いないわけだから、長い目で見た場合、いずれは個人で車やバイクを所有できなくなる時代も訪れるのかもしれないな。
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。
コメント