リッター180円時代
いよいよガソリン価格が180円台に突入した。
僕が普段入れているスタンドでは2008.07.01早朝時点でまだ162円を保っていたが、数時間後には170円台にアップしていた。
ほんの数年前には一時90円というセルフスタンドまであったことを思うと、ついに倍の価格に到達したことになる。
この価格、果たして200円まで行くだろうか?
おそらく避けられないだろうと予想する。
理由はいくつかある。とりわけ影響の大きい問題は2点。
・中国を中心とする原油消費量拡大。
・サブプライムローンに端を発するドル下落で投機筋の資金がドルから原油市場に流れ込んで、市場価格をつり上げていること。
いずれの問題も短期に解決するめどは立っていない。長期的な視点で見ても、現在の原油価格がバブル的な高値になっているとしても、ダブついた資金の向かう新たなマーケットが見つからない以上、いまの潮目が劇的に変わるとは思えない。
しかし今朝のニュース等によると、昨夜一部地域で2時間待ちの状態にまでなったスタンドがあったらしい。そこまでゆくとちょっと本末転倒の感もある。リッター10円アップはたしかに小さくないが、実際には40リッター入れてもわずか400円の違い。リッター換算で2リッター半がいいところだろう。わざわざガソリンを使ってスタンドまで出かけてゆき、なおかつ2時間待ったら差額分をはき出して足が出るくらいの支出になる。これではまるでオイルショック時代のトイレットペーパー戦争と変わらない。愚かという点ではさらにその上をゆくか。
いずれにしても、大メシ喰らいのninjaには厳しい時代には違いないな……。
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