佐々木譲『ラストラン』読
昨年、直木賞を受賞した佐々木譲氏の『ラストラン』を読んだ。
バイクが登場する5本の作品を載せた短編集だが、ことさらバイクを中心に据えた小説というわけではなく、バイクを脇役にした作品群という内容。
近年は警察モノが多く、昨年は『笑う警官』が映画にもなった(絶賛するほどではないにしても、悪くなかった)が、かつてはバイク小説もかなり書いていたようだ。
個人的には表題作の「ラストラン」がもっともよかった。
しかしバイク小説にはなぜか死を描いた作品が多い。この文庫でも半分以上の作品で死が絡んでいる。
ラストラン (ポプラ文庫) by G-Tools |
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