東本昌平RIDE33はRZ350
2月発売の東本昌平RIDE33はRZ350である。
ナナハンキラーの異名をとったヤマハRZ350であるが、国内ではさほど見ることのできなかったバイクである。国内ではもっぱら車検のないRZ250が人気の中心になり、発売後1年で約15000台が登録されたらしい。
いずれにしてもRZシリーズがそれまでの国内中型クラスにあって、エポックメイキング的な存在になったことは間違いない。それ以前の中型クラスは250ccよりも400ccが市場の中心にあったような気がする(あくまで個人的な印象だけれど……)。
しかしヤマハがRZを出して以来、ホンダがVTを、スズキがガンマを出して、2ストバイクによって250クラスが活況を呈するようになっていった。その先駆けとなったRZ、個人的にはRZ250Rとなった83年以降のモデルはタンク形状が変わってしまい、性能はアップしているがあまり好きではない。
RZ250やVT250Fのように華のある2ストバイクが登場する機会はもう未来永劫ないだろうが、これらのバイク、程度のいい中古がごくごくわずかではあるが、まだ残っているようだ。RIDE33に登場する350は68万もするらしいが、チャンパー以外はほぼオリジナルとという。豊富な資金と保管場所さえあれば、所有してみたいバイクの筆頭だな。
本誌ではRZ250の歴史も紹介されている。
東本昌平 RIDE 33 (はるもとしょうへい ライド 33) (Motor Magazine Mook) by G-Tools |
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