ホンダ全二輪車値下げ
先日の読売新聞にホンダが全二輪車値下げという記事が載った。
現在ホンダが生産しているバイクは45車種ほどだが、このすべてを今後3年ほどかけて2000年当時の価格まで値下げしてゆくようだ。
値下げのタイミングは全面改良、または一部改良に合わせて行われる。下げ幅は1割~3割程度になる。
たとえば、スーパーカブ50は204750円→162750円。フォルツァ693000円→565950円といった具合。
もちろん、これには二輪車販売の不振が大きく影響している。
記事によると、ホンダは排ガス規制の強化による価格高騰が結果として販売不振に影響を与えた面がある、と判断したようだ、としている。
昨年の二輪市場の販売台数は38万777台と、ピークだった1982年329万の1/9にまで落ち込んでいるという。
おそらく、安くなったとしても劇的な回復は見込めないだろうという気がする。
今年から来年にかけて本当の意味で元年を迎えることになりそうな電動バイクはひとつの起爆剤になるかもしれない。しかしそれもおそらく劇的に売れるまでには時間がかかるだろう。性能向上も不可欠。
メーカーはともかくとしても、深刻なのはショップのほうかもしれない。
僕がGPZ900Rを購入したショップがなくなってしまったように、とりわけ販売網の弱いカワサキなどはいったいどうなってしまうのだろう? まぁ、数が少ないだけにパイの食い合いはホンダなどに比べて小さいかもしれないが、カワサキだけで戦っているわけではない。結局、カワサキの生き残る道は他のメーカーが作れない魅力的なバイクを出していくしかないのだろう。その意味で、先日発表されたninja400の成否は大きな意味を持ちそうだ。
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