3メーカー6車種のなかから購入車両を決めることにしたので、1台ずつ個人的所見を確認しておく。
ホンダ
リード110EX
PCX
ヤマハ
アクシストリート
シグナスX
スズキ
アドレスV125S
GSR125
ホンダ・リード110EX
価格が手ごろで無難だが、これまでリードに乗ってきたこともあって、新車で買うにしては
高揚感に欠ける。本当に足としてだけの購入になってしまいそう。とりたてて欠点はないと思うが、プラスαがないリードは価格面でよほどのメリットがない限り候補外。
ホンダ・PCX
昨年2010年発売されたクラス初のアイドリングストップ機能を装備したスクーター。ネット上のレビューをいろいろ確認したが、特に大きなトラブルも出ていないようだ。シート下収納もこのクラスでは上位。燃費上々、スピードも出る。ただ一つネックになっているのは足下がフラットではないので、基本的に荷物はすべてシート下に収納するしかない、ということ。買い物をした際など荷物が多くなるとこの部分でやや不安がある。それでもメリットを考えると魅力は大きい。
ヤマハ・アクシストリート
ホンダのリード110と同じような位置づけ。価格は安いがそれだけのバイクという気がする。収納面も浅いのがネックになりそうな印象。
ヤマハ・シグナスX
デザイン的にもっとも魅力を感じていて、足下のフロアはフラット。収納面でも大容量を確保しているので、かなり傾いていたのだが、ネット上のレビューをみるにつけて、どうもメカニカル面でトラブルの多さが気になった。中でもオイルポンプと時計表示のトラブルはかなり多い印象。買うなら価格面、デザイン面、機能面からいっても台湾モデルだと思っていたが、トラブルが多のはちょっと致命的な気がしている(台湾モデルに関してはキャブ時代には気温の違いなどから冬場のトラブルがかなりあったようだが、FIになってその部分の不安はだいぶ改善しているようだ)。
スズキ・アドレスV125S
国内ではおそらくいまも一番売れている小型スクーターだろうと思うが、このバイクのネックはひとえに収納力の低さにある。フルフェイス1個がやっと入るくらいの容量だけに、無料でパニアケースをサービスするキャンペーンをたびたび行っているくらい(昨年Sが登場して若干ながら容量は増えた)。2011年1月末まではそのキャンペーンの期間で、チャンスではある(現在は盗難保険キャンペーンも行っている)。車体自体が小さいので長距離の通勤にはちょっと向かない印象はある。
スズキ・GSR125
ヤマハのシグナスXの対抗車種としてスズキが国外で発売している車種で、日本にはほとんど入ってきていない。情報もあまりないが、シグナスX対抗車種というだけあってスタイル面、走り、収納面でのデメリットはほとんどない。問題はメンテナンス面だろう。ネット上でさえ情報が少ないくらいだから、壊れたときは販売店頼みということになる。日本語版のサービスマニュアルもないだろう。シグナスXやPCXにはないキックスターターがついているのは大きな魅力だが、リスクはかなり大きそう。
もう1点懸念しているのはスズキのスクーターはどうも数年乗り続けていると始動性が悪くなる印象がある。以前乗っていたレッツⅡがそうだったし、友人が乗っていたアドレス100でも同じ現象が出た。V125との共通部品は多いだろうが、そうした面での不安は致命的なネックになる。ホンダやヤマハの車種では出たことのない現象なので、このあたりはちょっと気になる懸念材料である。
以上を踏まえた現時点での候補順は、
1.PCX
2.アドレスV125S
3.GSR125
4.シグナスX台湾モデル
4択。
GSRに関しては情報が少ないので、販売店で聞いてみて不安が少なくなればの条件付き。しかも販売している店が限られるので、選択肢はあまりない。
シグナスXはほぼないと思うが、買うなら台湾モデル。国内のアナログメーターはスピードだが、台湾モデルはタコメーターになっている。メーター周りの魅力は大きい。こちらも販売店は限られる。
PCXは品薄状態が続いているだけにまず納期。そして価格面がポイントになる。
即、手に入って価格も手ごろという点で言えば、アドレスV125Sだろう。問題は長期的なメンテナンス面。それとPCXとの価格差といったところだ。
いずれにしても一般的なショップは5日が仕事始め。
しかしこちらは5日から8日間ぶっ通しで仕事というスケジュール。しばらくはショップに行くことも出来そうにない……。
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