東京モーターショー2011(3)フューエルセルスクーター
今回の東京モーターショーでもっとも気になったバイクがフューエルセルスクーター。
スズキは市販車以外で電動スクーターe-Let'sとバーグマン・フューエルセルを出品していた。
e-Let'sはレッツの電動バイク版で、家庭用AC100V電源を使用して満充電で30キロの走行が可能だという(時速30キロ)。バッテリーパックはメットインの部分に2個配置されていて、1個が予備という形になっている。
一方のバーグマン・フューエルセルは燃料電池とリチウムイオン電池を使うハイブリッドシステム採用スクーター。
燃料電池には水素を使っている。つまりスクーターでありながらCO2を一切出さないゼロオミッションを実現。制動時の回生電力にリチウムイオン電池を使用することで効率的なエネルギー運用を実現している。その航続距離は350キロにもなるという(時速30キロ)。実際に公道を走るとなれば、200キロ走るかどうかも定かでないが、水素充電ができるスタンドが現在のガソリンスタンドと同程度作られればまったく問題はない。燃料補充にも電動バイクで充電するような時間はかからないだろう。
すでに欧州統一型式認証を受けているということなので、次世代バイクとしての現実味はかなり高そうだ。
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