スズキe-Let's発売を発表
2011年12月9日、スズキが先のモーターショーで公開したe-Let'sの発売を発表した。
発売日は1ヶ月後の2012年1月9日。
車両重量は72キロ。基本車両はLet's4バスケットでこちらは74キロあるからガソリン車より2キロ減ということになる。
バッテリーはシート下のヘルメット収納部分に2個分入るようになっている。
ここにはバッテリーの代わりに充電器を入れることもできる(その場合にはバッテリー1個収納ということになる)。
バッテリー1個は4時間充電で30キロ走行可能。バッテリーを車両に乗せたままの充電はできないようだ。
価格は312000円。バッテリー2個モデルは396900円。
Let's4バスケットの価格が156450円だから、およそ倍の価格になる。
年間販売目標は1000台。
価格的にいえばまだちょっと高い。
ちなみに昨年発売されたヤマハのEC-03は252000円。こちらは6時間の充電で43キロというカタログ値。レッツとは異なりバッテリーの取り外しはできない。
いずれにしてもまだ一般に普及する価格としては高すぎる印象。
e-Let'sはデザイン的にも見た目はLet's4バスケットと同じで外見的な目新しさはない。15万という価格差は購入後の燃料代が格段に下がるとしても回収不可能なレベルだろう。バッテリーだって2年もすれば劣化する。バッテリーの交換時期も含めた燃料費で計算すると、あるいは燃料費単体でもガソリンより高いかもしれない。それでも昨今のエコ・ブームの流れに乗ってある程度は買う人が出てくるだろう。さらにホンダ・ヤマハ・スズキと国内メーカーがこの分野でしのぎを削ってゆく流れができれば、開発スピードも上がるはずで、あるいは10年後くらいには電動バイクが普通になっているかもしれない(個人的には東京モーターショーでやはりスズキが出品した水素を使ったバーグマン・フューエルセルのほうが実用的だと思うけれど……)。
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