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2018年7月 4日 (水)

宇宙戦艦ヤマト2202はなぜつまらない?

宇宙戦艦ヤマト2202が本当に面白くない。
あれほど面白かった宇宙戦艦ヤマト2199が、なんでこうもつまらなくなったんだろう?

ひとつはスタッフが替わったことにある。それは間違いない。
そして元々の宇宙戦艦ヤマト2がつまらなかったことも原因のひとつ。
2199が原作の齟齬を修正することに基本を置いていたのに対し、2202はそもそもその基本となるヤマト2の完成度が低い。それ故に、オリジナルの設定がストーリーの大半をなして、少なくともヤマト2の原型はほとんど残っていない。
ただ、それでも面白くする方法はあったはずだと思う。
2199は人間関係を重視したストーリーだった。味方同士にせよ、味方と敵にせよ、人同士のぶつかり合いがストーリーの根幹になっていた。
対して、2202はSF的な設定が前に出すぎていて、その説明に多くの時間が割かれている。人間ドラマの部分は2199に比べて遙かに薄い。
どんなドラマも映画も、アクションや設定だけでは成り立たない。それらはあくまでストーリーの一部であり、極論すればツマといってもいい。
人間ドラマがうまく転がってこそ、それらは生きる。

最後まで見るとは思うけれど、もはや修正は不可能。期待もしていないが、先日公開された第5章は想像をさらに下回っていた。
おそらくあと2章。苦痛は続く。

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コメント

お宮さん、コメントありがとうございます。
お宮さんのような方がいてこそ、続編という話も動き出したのだと思います。
わたしはもうお金をかけてまでついていくのは難しい気がしていますが、それでもテレビで放送されたら見てしまいそうな気はします(^^)

投稿: tono | 2019年4月15日 (月) 18時40分

ヤマトファンさん、コメントありがとうございました。
もはや、これ以上は言わぬが花だと思っております。

投稿: tono | 2019年4月15日 (月) 18時35分

確かに2202は、そんな展開ではありましたが、私は面白いと思って見ていました。山本やキーマンの感情と理性の葛藤、何故かイケイケのい山南の独特の旧作にないキャラクターが面白いと思いました。
また、最終回の真田さんの演説で古代の心境を振り返ったり、どこにでもいる普通の人だと説明するあたりは何とも新鮮な感動を覚えました。
しかし、2199でガミラス星で自国民を殺そうとして犯罪者扱いされていたデスラーが最終回で昔の部下たちに簡単に受け入れられる展開は矛盾です。そんなにしてまで続編を作りたいのかと。

投稿: お宮さん | 2019年4月13日 (土) 21時58分

どうも大きな戦争してる割に主要キャラは絶対死なない感が出ていて緊張感がないです。とてもつまらないです。
進撃の巨人等でほんとの命のやりとりを観た現代人からは、ウケないんじゃないでしょうか?
なんか話がわからないのもありますが、一言で戦争のおままごとを見せられてる感があります。
昔のヤマトの劇場版の緊張感はどこへ行ったのか…

投稿: ヤマトファン | 2019年2月 3日 (日) 12時10分

勘助さん、コメントありがとうございます。
テレビ放送も始まり、いよいよカウントダウンですね。
興味は2202で完結させる覚悟があるのかどうかにかかってきました。
たぶん、視聴率とれたら3も作りますよ、とか、中途半端に終わらせて続きは劇場版で、みたいな展開も考えられそうです。
いずれにしてもクオリティを持ち直す流れが想像できません

投稿: tono | 2018年10月 9日 (火) 15時30分

はじめまして。
激しく同意いたします。
小生はヤマ2は好きでしたが、
それにしても22Φ2のデキは酷すぎます。
いよいよ来月、また観なければなりません、、、、、

投稿: 勘助 | 2018年10月 8日 (月) 20時48分

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