2019年3月10日 (日)

宇宙戦艦ヤマト2202がようやく完結 

『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』はテレビ放送が始まっているけれど、一足早く最後の劇場公開が始まったので、重い足を新宿まで運んできた。

全体の印象としては福井晴敏氏のおもちゃにされた作品。
SF的な仕掛けに走りすぎて、その説明に多くの時間が費やされている。
しかもその仕掛けを完全に理解するのが困難。
2199で描かれていた人間ドラマの多くがその犠牲になった。
2199以来の登場人物の台詞のなんと少ないことか。
一言二言、絵だけで台詞のない人物も大勢。
一方で、今作のオリジナルメンバーはまぁよく喋ってた。
福井氏のエゴの塊みたいな作品になってしまった。
作品構成のコンセプト自体が2199とはまったく別だった結果と思うしかない。
真田の最後の演説だけはまぁ格好として成立していたと思うけど、展開そのものにかなりの無理が……。

公開から2度目の週末だけど、なんと客の少なかったことか。
せめてもの望みはこれで完全に終わりにして欲しいということだけ。
まぁ、たとえ作ってももう観にはいかないと思うけど……。

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2018年7月 4日 (水)

宇宙戦艦ヤマト2202はなぜつまらない?

宇宙戦艦ヤマト2202が本当に面白くない。
あれほど面白かった宇宙戦艦ヤマト2199が、なんでこうもつまらなくなったんだろう?

ひとつはスタッフが替わったことにある。それは間違いない。
そして元々の宇宙戦艦ヤマト2がつまらなかったことも原因のひとつ。
2199が原作の齟齬を修正することに基本を置いていたのに対し、2202はそもそもその基本となるヤマト2の完成度が低い。それ故に、オリジナルの設定がストーリーの大半をなして、少なくともヤマト2の原型はほとんど残っていない。
ただ、それでも面白くする方法はあったはずだと思う。
2199は人間関係を重視したストーリーだった。味方同士にせよ、味方と敵にせよ、人同士のぶつかり合いがストーリーの根幹になっていた。
対して、2202はSF的な設定が前に出すぎていて、その説明に多くの時間が割かれている。人間ドラマの部分は2199に比べて遙かに薄い。
どんなドラマも映画も、アクションや設定だけでは成り立たない。それらはあくまでストーリーの一部であり、極論すればツマといってもいい。
人間ドラマがうまく転がってこそ、それらは生きる。

最後まで見るとは思うけれど、もはや修正は不可能。期待もしていないが、先日公開された第5章は想像をさらに下回っていた。
おそらくあと2章。苦痛は続く。

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2018年1月29日 (月)

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章「天命篇」鑑賞

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章「天命篇」を観てきた。
2199公開時は常に満席だったが、2202になってからは公開直後から空席が目立つ。
中身の落差があまりに大きく、その表れなのだろう。

第四章になって、劣化はさらに進んでいる印象を受けた。
2199ではオリジナルのダメなところをなるべく現実に近づけようとする努力がなされていたが、2202では章が進むにつれてそれが軽視に向かっているように思える。

例えば空間騎兵隊の装備。
今回登場する大量の装備を艦内に置くスペースがどこにあるか? 2199では艦載機の保管スペースを作るために最大限の努力が払われていた。
例えば山本の活躍シーン。
パイロットである山本が空間騎兵隊の装備で出ることに説得力がない。ブースター操縦者の人選にしても同様。
例えば土方への艦長就任の打診が非公式な形で森雪から伝わること。
他にもまだまだある。台詞にも疑問を感じるものが多いし、テレサのデザインも松本零士が描いたオリジナルからは大きく逸脱している。

これまでは鑑賞後に劇場限定のBlu-rayを購入してきたが、ついにやめた。
第三章も結局購入したものの、一度も見ないままになっている。

福井晴敏の脚本はアイディアに凝りすぎ。
アイディアを成立させるために理屈っぽくなり、膨大な説明台詞に追われている。
波動砲を撃つ理由付けも理屈の説明だけでは感動の欠片もない。

1作目とは違い、ヤマト2は元々が駄作なだけに、多くの手直しが必要になるのは仕方がない。ただ、逸脱を厭わずオリジナルに走りすぎるとヤマト本来の魅力の根幹を見失う。

テレザートに到達して、今回で折り返し点を過ぎたところだろうが、白色彗星がオリジナル以上に強大強力。そのあたりのバランスもあまりよくない。第五章がとどめにならないことを祈るばかり。

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2017年12月21日 (木)

映画『スター・ウォーズ最後のジェダイ』鑑賞 ネタバレ

IMAXで『スター・ウォーズ最後のジェダイ』鑑賞。
新宿だったが、平日にもかかわらず満席。
2時間半も決して長くは感じなかったが、最初の三部作のような子供も大人も楽しめるというようなシリーズではもはやなくなっている。

それにしても日米で過去作品のリメイクや続編に参加しまくっているJ.J.エイブラムスと福井晴敏はダブって見えてしかたない。
どっちも業界ではとても評価の高い人物だけれど、個人的には好きと思える作品がほとんどない。

以下ネタバレ

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2011年10月 3日 (月)

BS11 大人のバイク時間MOTORISE放送中

BS11で月1回、第1日曜の22時から『大人のバイク時間MOTORISE』という1時間番組が放送されている(第3日曜に再放送あり)。
ホンダとヤマハが提供する番組というだけあって、番組内で使われるバイクもホンダがCBR1000RR、ヤマハがYZF-R1と2台のバイクが使われ、気の使いようが伺える。
10月の放送では浅間火山レースの舞台となった浅間高原を中野真矢が訪ね、かつてこのレースで活躍したホンダとヤマハのライダーにインタビューする。
番組後半はホンダ・コレクションホール収蔵車両走行確認テストの模様とCBR250Rミーティングのレポート。

地上波ではちょっと見られないコアなファン向けの番組だが、月一回というのもいい。
忘れずに見たい番組だ。

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2007年10月29日 (月)

アニメ映画『秒速5センチメートル』にカブ

先日、DVDで『秒速5センチメートル』というアニメ映画を見たのであるが、この第二話のなかにスーパーカブが登場する。
神奈川あたりに住んでいると、高校までバイク通学なんてまず許可されるわけもなく、あり得ないのだけれど、この作品に登場する種子島の高校ではスーパーカブが学校指定の通学用バイクになっているらしい。

種子島にはむろん電車はなく、バスの本数もかなり少ないということなので、こうした経緯からバイク通学も許可されるのだろうけれど、まぁ、カブとはいえ、公然とバイク通学が許されているというのはある意味うらやましい。駐輪場にずらりと並ぶカブは(まぁ、壮観というほどの数ではないが)、バイク好きにとっては少し印象的に映るカットだ。
しかし通学用にバイクを使っていいとなると、マフラー替えたり、キャブいじったりするマニアが必ずいそうなものなんだけど、学校の規則で禁止されているのか、少なくとも作中にはまったく同じカブが並んでいる。
それにしてもカブって高校生の通学の足にまでなってるんだな。ほとほとこのバイクがなした功績の大きさには驚かされる。

この作品、数年前、たった一人で長編アニメを作ったことで映画ファンのあいだでも一躍有名となった新海誠氏の作品である。氏の作品を見るのはこれが初めてだが、話の筋はやや暗いものの悪くない。すでにDVD化されている他の作品もちょっとみてみたくなった。

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2005年11月 5日 (土)

仮面ライダー サイクロン号

11月5日から公開の始まった『仮面ライダーTHE FIRST』にホンダのビッグマシンを改造したクサイクロンが登場している。

まぁ、サイクロンといえば、テレビシリーズが始まった当初から子供たちの憧れだった。
昭和40年代に最初のシリーズが開始された当時は、まだカウル付きのバイク=レーサーという認識。そうした中で登場したフルカウル付きのサイクロンは、オフロードバイクにフルカウルを装着したスタイルながら、斬新にして衝撃的だった。
そのことは当時、サイクロン型の自転車が人気を博したことでもわかる(ライダーベルトとサイクロンといえば、当時の小僧がこぞってほしがったアイテム)。

で、今回のTHE FIRSTに登場するサイクロン。
今回のサイクロンは2台。
サイクロン1号はホンダCBR1000RRを改造したもので、プロデュースはなんと元GPライダーの青木宣篤氏。
一方、サイクロン2号はホンダCB1300スーパーボルドールを改造したマシンで、デザインは出渕裕氏。
昔のサイクロンのイメージに近いのは2号の方だが、個人的には1号の方がこの好みだな。
http://www.maskedrider1st.jp/character.html

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2005年10月 4日 (火)

『ガイアの夜明け』でホンダVS中国製バイク

テレビ東京系列で放送中の『ガイアの夜明け』ホンダVS中国製バイクの戦いにスポットが当てられる。

テレビ東京での放送は今夜10月4日22時~。
全体のテーマは東南アジアに進路を取れ~日本VS中国!急成長ASEAN争奪戦~というもの。
ホンダVS中国製バイクの戦いについては、この中の一部としてレポートされているようだ。

5年前、ベトナムに大量流入した中国製バイクに対抗するため、ホンダは品質と安全性を保持したまま、コストを1/3に削減することを目指すことになる。
そこに至るホンダと中国製バイクの戦いを検証する内容ということだ。

いまや中国を含む東南アジアは生産拠点としても、販売市場としても、良くも悪くも経営に直結するフィールドになっていると思う。
裏でやってる『赤い運命』も気になるけれど、これはちょっと押さえておきたい。

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2005年9月28日 (水)

グランプリ映画『ファスター&ファスター』特別上映

現在公開中のグランプリ映画『FASTER』 (先週の宮城光がゲストで訪れた日は、結局台風接近でいくのを断念してしまった……)だが、その続編で2003年シーズンを描いた作品『FASTER&FASTER』が10月1日、テアトル新宿のオールナイトイベント内で特別上映される。

このイベントは24時開演となるイベントで、青木拓磨や辻本聡らを招いたトークショーの他、ナムコ「MotoGP4」ゲーム大会(劇場のスクリーンを使って行うらしい)等が催されるようだ。

2003年シーズンというのは加藤大治郎が事故で亡くなった年であり、カワサキがレース・シーンに復帰した年でもある。
2003年が凝縮された『FASTER&FASTER』をぜひとも劇場で見たいと思う。

当日は17:30から整理番号付きの当日券を販売。
料金は2500円。
う~む、ちょっと高いけど、料金に見合う内容ならまぁいいか……。

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2005年9月22日 (木)

グランプリ映画『ファスター』の劇場に宮城光登場

P9220002 80年代、バイクブーム真っ盛りの時期に活躍し、現在は解説者等としておなじみの宮城光氏が、今週末『ファスター』 が上映されるテアトル新宿でトークショーを行う。
映画『ファスター』とは2003年のカンヌ映画際でプレミア上映された作品で、ハングオンを完成させた初代ケニー・ロバーツからロッシまで、往年のライダーから現役トップライダーまでが多数出演しているドキュメンタリー。
ナレーションを『スター・ウォーズ』シリーズでおなじみの、ユアン・マクレガーが担当している。

当日、トークショーではMotoGPの世界や映画『ファスター』の魅力を語ってくれるようだ。
今週末は台風の接近で天気が微妙なんだけど、いまのところ出掛ける気になっている。

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