かな入力とローマ字入力
かな入力派である。
世間一般ではどうもこれは少数派らしく、僕の周りでは僕以外にかな入力をしている人は皆無。
このことで実害があるかというと、実際のところはそれほどないのだけれど、まったくないかというと、そういうわけでもなく、ちょっとはあったりする。
自分のパソコンを使っている分にはまったく影響ないのだが、他人のパソコンや共有のパソコンを使う際に、ちょっとした問題が生じる。
かな入力とローマ字入力のどちらが早いかというと、(日本語を入力する限りにおいては)僕はかな入力のほうが圧倒的に早いと思っている。
たしかにローマ字入力は覚えるキーの数が少なくて済むし、同時にアルファベットの配置も覚えることができる。だが、一方で多くの文字で子音と母音という2つのキーを打ち込む必要がある。こと、日本語を打ち込みに限って言えば、かな入力の方が倍とまでは言わないまでも、2割か3割程度は早く打てるのではないかと思っている。また、キーの位置さえ頭に入れてしまえば、思いついた言葉を直接的に打ち込んでゆくこともできる。この点で、意識と無意識を問わず、頭の中でローマ字に変換する必要があるローマ字入力よりも優れている(と思う)。
一方で、かな入力派はアルファベットの打ち込みに弱い。何しろ普段はアルファベットをまったく意識することなく打ち込んでいるし、ブラインドタッチを身につけてしまえば、キーボードを見ることもほとんどない。
で、ちょっとした問題が生じるわけである。
たいていの共有パソコンはローマ字入力になっているので、そうしたパソコンを使ってメールなどを書こうとすると、ずいぶんと時間が掛かってしまう。かな変換に変更すればよいのだけれど、後で元に戻さなければならないし、ほんの少し使うだけならわざわざ変更するのも面倒。その結果、「っ」「ゃ」「を」等を打とうとしたときに、入力の仕方がわからず、混乱してしまったりするわけだ。
しかしまぁ、これまで僕は何人かの友達にかな入力の有用性を説いてみたが、まったく理解を得ることはできなかった。
おそらく、僕がどんなにローマ字入力のすばらしさを語られても宗旨替えなど考えないように、この両者はどこまで行っても国境のように踏み込み得ないのだろうな。
そういえば、かつてワープロ専用機が全盛だった時代、富士通ワープロが採用していたキーボードに親指シフトというのがあった。これは覚えるととても使いやすいらしく、少し前にも富士通が親指シフト対応のパソコンを発売してニュースになった。
ただ、僕もどんなにそれが便利でも、かな入力から親指シフトに乗り換えようという気にはならないな。
つまりはそういうことだ。
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